新年、明けましておめでとうございます。
最近新聞で、戦争下に暮らす24歳のパレスチナ人女性(ディナ・
アブルバイヤさん)に関する記事を読みました。彼女は、過酷な
状況の中で、ノートとペンを携え、周囲で起きている悲惨な現状
の数々を書き綴り、知人のパソコンを借りて、それを外の世界に
伝えるべく、公開し続けているそうです。その記事の中で、自分
が一番印象に残ったのは、
「パレスチナ人として、この苦しみと共に生きることは、おそらく
運命だったのだと受け止めている。諦めるのではなく、覚悟を決め
て立ち向かわなくてはならない。」
という彼女の言葉です。わずか24歳の若者に、こんなにも強くて切
ない覚悟をさせる事に、戦争の残酷さが表れているように感じました。
このパレスチナ人女性の必死の訴えが、少しでも多くの人に届き、
一日も早い戦争の終結に繋がればと願ってやみません。
世界では紛争が絶えません。ロシアによるウクライナ侵攻も、
来月で3年になりますが、先の見えない状態が続いています。
日本で暮らしていると、完全に平和ボケしてしまい、戦争が
他人事に感じられてしまいます。状況的に仕方がないのかも
しれませんが、世界で起きているその現実に意識的に目を向けて、
せめて祈り願う事だけでも続けねばと考えています。
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